こんにちは、元120kgあった現役理学療法士のゆーさんです。
120kgから痩せたという話をすると「皮って本当に余るの?」ということを聞かれることが良くあります。
現在ダイエット中の方、これから痩せようと思っている方の中にも皮余りについて気になっている方はたくさんいるのではないでしょうか。
先にお伝えすると僕は減量後10年以上65kgでキープしていますが皮は一部たるんだ状態にはあります。
今回はこのたるみに関して少しでも気にならないように僕が行った改善方法とたるまないためのダイエット方法をお伝えしたいと思います。
こんなことを知りたい人におすすめ
- ダイエット後の皮余りの実際を知りたい
- 余ってしまった皮の改善方法が知りたい
- 皮を余らせずにダイエットしたい
ダイエット後の皮余り写真を公開!1年で40kg痩せるとこのくらい皮が余る
僕は21歳の時に1年間で120kg→80kgまで40kgのダイエットに成功しました。
その後半年かけて72kgまで落として32歳となる現在は65kgでキープしている状態です。
そんな僕の現在の皮の状態がこちらになります。
100kg以上から大幅にダイエットすると皮が余ると言われますが僕もおなか周りの皮膚はたるんでしまっている状態です。
40kg減量した直後はもう少し大きく皮が残っている状態でした。
太ももや腕、顔周りに関しては多少の肉割れはありますがほとんど皮が余ることなくダイエットすることに成功しました。
皮が余ってしまった原因
ダイエット後の皮余りについて調べるなかで僕の僕のおなか周りの皮余りには太り方、太っていた期間、ダイエット期間に原因があるとわかりました。
急激に太ってしまった
僕は幼少のころからぽっちゃり体型でしたが100kgを超えるように急激に太りだしたのは高校生になるころからでした。
中学の柔道部引退時の体重が78kg、そこから高校入学までの半年で一気に105kgまで30kgちかく太ってしまいました。
本来人の皮膚は体型に合わせて伸び縮みするものですが、短期間で10kg以上の体重増加をしてしまうと肉割れという状態を起こしてしまいます。
写真のように皮膚に筋が入ってしまった状態で妊娠線とも呼ばれます。
人間の皮膚は3層構造になっており肉割れは皮膚の深いところ(真皮)が裂けることによって生じます。
表皮の下層に位置する真皮(真皮)にはコラーゲン線維が多く含まれており、表皮を支えて肌の弾力性を保つ役割があります。コラーゲン線維は弾力性があるものの、横方向の力に対する伸縮性は乏しく、皮膚が急激に引き伸ばされると、コラーゲン線維が裂け、真皮・表皮にひび割れが生じるのです。
nissenから引用
この肉割れは産後のお母さん達がきれいに治しているように短期間のものであればボディクリームやマッサージによるケアで治すことができます。
太っている期間が長かった
短期間の体重増加で起こった「肉割れ」は妊娠のような短期間のものであればその後のボディケアで治すことができます。
しかし100キロ越えの肥満体型が長期間にわたって続いてしまうと皮膚が皮膚が伸び切った状態のまま何年も過ごすことになってしまいます。
人の皮膚は主にコラーゲンとエラスチンという2つのタンパク質から構成されています。
皮が伸びた状態が長期間続いていしまうとコラーゲンとエラスチンがダメージを受け続けるため皮膚が元のように縮む能力が失われていきます。
僕の場合も16歳から21歳まで5年間120kg近くで生活していたので皮膚が伸び切った状態になっていたのでダイエット後もおなか周りの皮が余った状態になってしまいました。
短期間でダイエットをした
ダイエットで理想的なペースは最大で月に体重の5%と言われています。
体重を元に戻さないためには、1ヶ月に現在の体重の5%以内を落とすのが理想的とされています。
エステティックMISS PRISより引用
ハリのある皮膚は新陳代謝によってゆっくりと古い細胞から新しい細胞に置き換えられ、時間をかけて自然と体形に合ったように調整されていきます。
しかし急激に体重を落とした場合、新陳代謝が追い付かず皮膚が弛んでしまうだけではなく、ハリがなくなるため皮膚の縮みもうまく行われないようになってしまいます。
僕は120kgから40kgの減量を1年間で行いましたが中でも最初の10kg程度は1か月近くで落としてしまっています。
1か月で10kgというとかなり急激な減量となります。
余ってしまった皮はスキンケア&筋トレ&コラーゲン摂取で皮膚にハリを持たせることで改善
せっかくダイエットするのに皮が余っちゃったらいやだな、何とか治せないかな
ダイエット後に皮が余ってしまった場合でも時間をかけてケアをしていけば少しずつ皮は縮んで体型になじんでいきますよ
ここでは余ってしまった皮を痩せた体型に馴染ませるための3つの対策をご紹介いたします。
どれも僕が実際に実践した効果のある方法ですのでとてもおすすめです。
スキンケアで肌にハリと締まりを与える
真皮が裂けて肉割れを起こした状態の皮膚は、真皮に肌の水分を保つ働きがあるので水分が蒸発しやすくなりハリや水分量を保つことができなくなります。
たるんだ皮膚を引き締めるためダイエットに関する情報を色々見ていると、保湿をすることで肌を引き締めることができることがわかりました。
中でも妊娠中や産後のケア用のクリームは伸びてしまった皮膚を引き締める効果があるのでお勧めと知り、産後クリームでの保湿を実践しました。
筋肉のボリュームを出すことで皮膚のたるみを改善
皮膚のたるみはダイエットで脂肪が落ちることによって、皮膚と皮下組織との間に隙間ができることによって起こります。
ダイエット中は食事制限をするので脂肪と同時に筋肉失われてしまい、その分隙間はより一層大きくなっていしまいます。
そこで筋トレをして筋肉のボリュームを増やすことで皮膚との隙間を埋めてあげることで皮膚のたるみを改善していきます。
僕の場合は筋トレが嫌いではなかったので、ダイエット中からたるみやすいおなか周り、二の腕、太もも周りを中心に筋トレをするようにしていました。
皮膚のたるみを完全に改善することはできませんでしたが、筋肉のおかげである程度たるみが目立たないくらいになってきたと思っています。
コラーゲンを豊富にとる
上でも書いたように皮膚の主成分はコラーゲンとエラスチンです。
コラーゲンはタンパク質のひとつですのでタンパク質を多く含む食材を摂取することでコラーゲンを補うことができます。
具体的には豚肉、湯葉、高野豆腐などです。
大塚製薬によるとコラーゲンは毎食たんぱく質を摂取できていればコラーゲンも不足なく摂取できているとのことでした。
またコラーゲンの合成にはビタミンCと鉄分が必要となります。
そのためブロッコリーやキウイ、イチゴ、レモンのようなビタミンCを多く含む食材とひじき、あさり、ホウレンソウなどの鉄分を豊富に含む食材を同時に摂ることでコラーゲンの合成を促進することができます。
皮膚をたるませないためには長く太らずゆっくり痩せること
やっぱり皮膚をたるませずに痩せていきたいな
ゆっくり痩せていけば皮膚のたるみはある程度予防できますよ
ここまでたるんでしまった皮膚を改善する方法をお伝えしてきました。
ではそもそも皮膚のたるみを起こさないためにはどうすればいいのでしょうか。
上でも書いたように皮膚のたるみは長い間の肥満と短期間での減量で皮膚の新陳代謝が追い付かないために起こってしまいます。
そのため皮膚のたるみを起こさないためには
- 太っている期間をできるだけ短くする
- ゆっくりと時間をかけてダイエットをする
- 上の3つの対策をダイエット中から取り組む
これらの事が重要となります。
太っている期間に関しては過ぎてしまったものはどうしようもないですが一念発起した今日が吉日!
思い立った日からダイエットを始めてみましょう。
僕の場合短期間で大きく痩せてしまったことが失敗したポイントでした。
皮膚をたるませずに綺麗に痩せるには皮膚の新陳代謝がしっかりと行われるペースでゆっくりと痩せていくことが重要です。
具体的には体重の5%以内、理想的には1ヶ月に1~2kgのペースで痩せていくと比較的皮膚のたるみを抑えてダイエットすることができます。
また保湿や筋トレもダイエット中から取り入れることで肌にハリを与えたまま痩せていくことができ肌のたるみを予防することができます。
筋トレやバランスのとれた食事はダイエットの基本でもあるのでぜひともダイエット中から取り入れるようにしてください。
まとめ
今回はダイエット後の皮膚のたるみについて紹介していきました。
僕は急激にやせてしまうことでおなか周りの皮膚をたるませてしまいましたが調べていく中でたるみを予防して痩せる方法があることも知りました。
対策方法としては
- 急激にやせずにゆっくり痩せる
- 太っている期間をできるだけ短くする
- 保湿をして肌にハリを与える
- 筋トレで筋肉にボリュームを持たせる
- コラーゲン摂取のためにタンパク質、ビタミンC、鉄分の豊富な食事を摂取する
といったことです。
一つ一つ実践していけば綺麗に痩せていくことができますよ(^^)
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